ホームページの速度・スピードを向上したい
- コラム
- 2022.11.20
ホームページの表示速度の遅さは、ユーザーの早期離脱を引き起こしてしまいます
過去にホームページを閲覧していて、「表示速度が遅くて、イライラして、ほかのサイトに移ってしまったことはありませんか?」。表示速度は、ホームページの閲覧環境に大きな影響を与えます。実際に表示速度が原因で、ユーザーの離脱が頻繁に起こっているようです。
表示速度の遅さは、SEOにも悪影響を与える恐れがあります
また、表示速度の遅さは、SEOにも悪影響を与える恐れがあります。Googleでは表示速度の速さをSEOにおける重要な評価基準にしています。表示速度が遅いと、検索結果における順位も下がってしまいます。自分の会社のホームページが、Googleの表示速度のチェックに引っかかっていないか、常日頃意識をする必要があります。
私たちはホームページの表示速度の改善のご相談も受け付けております
・ホームページの表示速度が遅くて、悩んでいる
・ホームページ内に画像やアニメーションが多く、動作が遅くならないか心配
・Googleサーチコンソールで表示速度の警告がでている
・Wordpressのサイトの表示速度がゆっくりで困っている
ホームページを制作する際には、ついビジュアルやメインコンテンツの内容に意識が行きがちです。しかし、せっかく完成したホームページも表示速度が遅くては、多くのユーザーが離脱してしまいます。
実際に、Googleも表示速度をSEOにおける重要な指標のひとつとして定めています。ついつい見落としがちなポイントですが、これを機に表示速度の向上にも努めていきましょう。
ホームページの表示速度の遅さが引き起こす問題
ホームページの表示速度の遅さは、以下のようなさまざまな問題を引き起こします。具体的にその例をみていきましょう。
①直帰率が上がってしまう
表示速度の遅さは、直帰率を上昇させてしまいます。
直帰率とは、ホームページを訪問したユーザーが、サイト内のほかのページを見ることなく、離れた割合です。この直帰率は、ページの表示速度と深く関係しています。このように表示速度の遅さは、そのまま直帰率の上昇につながってしまいます。読み込み速度が1秒から3秒になると、直帰率が50%も上昇してしまうという調査結果もあるようです。
②SEOにも悪影響を与える
ホームページの表示速度の遅さはSEOにも悪影響を与えてしまします。Googleでは、近年ホームページの閲覧環境向上のために、表示速度をSEOにおける重要な指標のひとつに挙げています。ですので、表示速度が遅いと検索順位も下がってしまいます(実際にページの表示速度が明らかに遅いサイトの検索順位が下がったという事例が報告されています)。
③コンバージョン率の低下
表示速度の遅さはコンバージョン率にも影響を与えます。表示速度が遅いと、ユーザーはほかのサイトの商品やサービスに流れてしまう恐れがあります。その結果、コンバージョン率が低下して、企業の売り上げにも大きな影響を与えることが予想されます。
④検索順位の低下
ホームページの表示速度が遅いと、検索順位が下がってしまうことがあるようです。実際にGoogleは、「スピード・アップデート」と呼ばれるのアップデートを実施し、検索エンジンのアルゴリズムに反映しているので、表示速度の遅さにより、検索順位が下がってしまうこともあるようです。
表示速度を計測するためには?
こうしてみていくと、表示速度はとても重要な指標であることが分かります。では、どのように計測を行うのでしょうか?
表示速度計測のためには、PagespeedInsightsというツールが有効
ホームーページの表示速度は、実際にGoogleの提供するPageSpeedInsightsというツールを用いることで計測できます。PageSpeedInsightsのTOP画面にURLを入力することで、簡単にPC/モバイルそれぞれの表示速度にかんする「スコア」を導き出すことができます。
85点未満の場合は、改善したほうがいい
一般的にPageSpeedInsightsでは、85点以上取れば、表示速度に問題ないとされています。自身のホームページが85点以下立った場合には、PageSpeedInsightsに提案に沿って、改善を行いましょう。
ホームページの表示速度を改善するには?
それでは、ここから実際にホームページの改善をする方法を見ていきましょう。
①画像や写真ファイルの最適化
ホームページの表示速度改善のために、一番大きなウエイトを占めるのが、画像や写真ファイルの最適化です。
画像や写真ファイルの最適化には、以下の方法があります。
①トリミングを行い、画像サイズを縮小する。
②画像を圧縮を行う。これにより、10-40%ほど容量を圧縮できます。
③JPEG、PNG、GIF、SVGの中から適切なフォーマットの選択し、画像ファイルの容量を削減する
②gzip形式を使ったソースコードの圧縮
gzip形式でのソースコードの圧縮も重要な方法です。
ホームページには、HTML、CSS、Javascriptといったホームページを表示させたり、動作させるソースコードが使われています。これらのファイルの容量の大きさが原因で、ホームページの表示速度を低下させていることがよくあります。これらのファイルは、gzip圧縮といわれる方法を使って、圧縮することできます。これにより、元のデータから1/10にに圧縮し、ページの表示速度の大きな改善が見込めます。
③ブラウザキャッシュの有効化
表示速度の高速化には、ブラウザキャッシュの有効化も極めて重要です。
ブラウザキャッシュとは、ブラウザで表示されたデータを一時的にコンピューターに保存しておく機能のことをいいます。サーバー側でブラウザキャッシュを有効化すると、ユーザーが再度ページにアクセスした際、コンピューターに保存したブラウザキャッシュからページの情報を読み込むため、サーバー側の負担が大きく軽減し、表示速度の改善が期待できます。
④最新版のPHPバージョンへの更新
ホームページ制作に使われるPHPの最新バージョンへの更新も重要です。
WordPressなどPHPで作られているホームページは、常に新しいものにバージョンが更新されています。最新のもので処理速度が向上できます。例えば、PHPを最新版のPHP7にアップデートすることで、ページの表示速度を2倍以上に高速化できます。PHP5などの古いバージョンを使っている場合は、必ずアップデートを行うようにしましょう。
⑤Wordpressのバージョンアップ/プラグインの更新
WordPressのバージョンアップも重要です。
WordPressの高速化も表示速度の改善に大きく寄与すると言われています。Wordpressもほかのソフトウェアと同じように常に新しいバージョンに更新されています。最新版のWordpress 5.xにアップデートをすることで、処理速度を格段に向上させることができます。また、Wordpressには、その機能を補完するプラグインというも機能あります。プラグインについても、定期的にアップデートを行っているので、表示速度の向上が期待できます。更新を忘れないようにしましょう。
⑥AMP(アンプ)の実装
AMP(アンプ)も重要な方法です。
AMP(アンプ)とは、GoogleとTwitter社が開発した主にスマホで閲覧するユーザーに対し、表示速度を高速化するためのフレームワークやプロジェクトのことです。
ホームページでは、通常サーバーに情報をリクエストして、ブラウザでファイルを読み込みます。しかし、AMP(アンプ)を実装することで、一度見た画像等のデータをGoogleやTwitterが一時的に保存しておいてくれるため、2回目以降は、1回目のようにサーバー側にリクエストを行う手間がなくなります。このようにAMP(アンプ)を使うことで、表示速度を大幅に改善できます。この方法は、特にモバイル端末から、アクセスの多いホームページを運営する方にはおすすめです。
⑦通信速度の速い専門サーバーへ移行する
専門サーバーへの移行も有効です。
ホームページの情報を提供しているサーバーの通信速度もページの表示速度に影響します。ページの通信速度を改善すれば、それだけページの読み込み速度が速くなります。レンタルサーバーは、他のユーザーと空間を共有しているため、他のユーザーのサイトにアクセスが集中した際、表示速度が低下してしまうことがあります。一方で専門サーバーは、スペックが高く、自身でサーバーを占有しているため、他のユーザーの影響を受ける心配がありません。レンタルサーバーの使用による表示速度の遅さに悩んでいる場合は、専門サーバーへの移行をおすすめします。
⑧不要なソースコードを削除する
不要なソースコードの削除も有効な手段です。
ホームページに使われているHTMLやCSS、Javascriptなどのソースコードには、不要なスペースや改行、タブインデントが多く含まれています。これらの不要なものを削除することで、ファイルを軽量化することができます。
⑨無駄なデータ・使用されていないデータの削減
無駄なデータや使用されていないデータの削除も有効な手段です。
ホームページの更新を行っていると、知らないうちに画像などの使用されていない無駄なデータが溜まってしまいます。そのような無駄なデータを削減することで、データの軽量化ができ、ページの表示速度を改善することができます。
キックスのページの表示速度の改善の支援内容
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